エヴァンゲリオン、もうこれは伝説の作品ですね。伝説なのに今もまだ続いています。 劇場版新エヴァンゲリオンが作成中。いつ終わるかは神のみぞ知るところでしょう。 このエヴァが始まったのはなんと、1995年です。なんと26年前ですね。 それほど時間がたっても、未だ新作に需要があるって事でもこの作品の偉大さが分かります。
この作品の存在は知っていましたが、詳しく知らなかった自分は、新しいロボットアニメ程度に 認識してました。つまりガンダムの類と思っていました。ガンダムはもちろん素晴らしい作品でしたが、 それの所詮後追いの作品だと思っていたので、特に興味は持っていませんでした。 そんな時、多分再放送だと思うんですが偶然テレビをつけたらやっていました。19話「男の闘い」ですね。
偶然つけたのがこの回ってのがまた凄かったですが、もう衝撃を受けました。最強使徒とも呼び声高い ゼルエルとの闘いで、レイもアスカも瞬殺されてネルフ大ピンチ。。ここでしょぼくれてたシンジ君が 復活して、このアニメで唯一の男らしいセリフ「僕はエヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!!」 の名言を叫んでエヴァに乗り込みます。
つぶデコにて作成
男らしい勢い全開爆発で、ゼルエルをボコボコにしますが、電気で動くエヴァはアンビリカルケーブルを 切られると、5分しか動けません。案の定アンビリカルケーブル壊れて、内部電源切れて初号機沈黙。 ゼルエルに今後はボコボコにされます。ここで「動け!動いてよ!」と叫ぶシンジに、初号機の中の ユイが反応して、シンジは初号機に取り込まれてしまい、シンクロ率400%という驚異的な数値をたたき 出します。
シンクロ率400%の暴走初号機は、最強クラスの使徒ゼルエルをボコボコにします。そして、なんと 倒した使徒を食べます。。。。!?ここで、あれ??これってロボットじゃないの?なんか・・・ 巨大な。。生き物なの!??と今でも忘れない衝撃を受けました。そしてこの回をみてエヴァンゲリオン の魅力に取り込まれました。これが僕とエヴァの出会いです。
エヴァがガンダム的なロボットでなく、何らかの生物らしき物である事に衝撃を受けて、 エヴァンゲリオンを見始めました。エヴァンゲリオンはテレビのアニメシリーズから始まったので、 アニメを借りて見始めます。この作品は僕が見始めたきっかけのような「エヴァンゲリオンってそもそもなんだ?」 みたいな謎が死ぬほど出てきます。そしてそれが、劇中で徐々に解明されていくのですが、 この謎だらけの世界観にどんどん引き込まれていきます。
そして、エヴァンゲリオンの正体も明かされます。というか、エヴァンゲリオンの正式名称にそのまま 答えがあります。「汎用人型決戦兵器 人造人間 エヴァンゲリオン」とあります。 つまり、エヴァンゲリオンは人造人間という事になります。人間!?は??あんなデカいのが人造人間? わけわからんとなりますが。よく考えれば、エヴァは傷を負うと血みたいなのが出るし、暴走すると 叫びます。第一話からただのロボットでは無いことは示されています。
このエヴァが人造人間である事を説明するには、エヴァの世界巻に関して説明していく必要があります。 これからエヴァの世界の謎等をわかる範囲で説明していきます。ここまでで、まだエヴァを見ていない人は、 以下はネタバレが多いので原作のアニメを是非先に見てください。アニメを見ても、エヴァの中の謎の全ては 全くわかりませんので、その後に興味があれば、以下を読み進めて下さい。
つぶデコにて作成
この、明朝極太のフォントを直角に配置、バックが黒に文字が白という、死ぬほどシンプルなのに、 とてつもなくインパクトのあるタイトルから、エヴァンゲリオン伝説が始まります。 舞台は2015年。もう過ぎてますね、この記事書いてるときは2020年なので。 そこは2000年に起きたセカンドインパクトの後の荒廃した後から立ち直った位の時期です。 そこに14才の主人公、碇シンジが登場します。
長い間離れ離れだった父親から突然訳も分からず呼び出されたシンジ、呼び出されたのは第三新東京市。 そこにいると、突然タイトルの通りに使徒という謎の巨大生物に襲われます。そしてそこに 葛城ミサトさんが現れます。ミサトさんに助けられますが、使徒の攻撃に巻き込まれ、 大ピンチになった時に、綾波レイの操縦するエヴァンゲリオンが登場し、その後使徒はN2爆弾で 一時活動停止となり、シンジは無事ミサトによりジオフロントにいる、父親、碇ゲンドウのもとに 届けれます。
なんで呼ばれたのか、訳が分からないシンジ、そこでゲンドウはいきなり、エヴァに乗って使徒を倒せと 命令します。気持ちの通じてなかった、父親との雪解けを期待していたシンジは、出来るわけないと 拒絶しますが、そこに運ばれてきた傷だらけの綾波レイが、またエヴァに乗せられるのをみて、 エヴァに乗る事を決意します。
そして、主人公らしく、最初はやられますが、初号機の暴走により初めての使徒を倒します。 このようにして、エヴァンゲリオンの世界が始まります。この時点で、まず綾波レイの存在が 際立って印象に残りますし、エヴァも血みたいのを流して絶叫して暴走して使徒を倒すので、第一話で もう完全にエヴァの世界に引き込まれます。
エヴァンゲリオンの世界は、アニメを一通りみても、よくわからない謎だらけです。 アニメに関しては、途中まではいいのですが、終わり方がまた、独特すぎて共感が 得られませんでした。世間からは大バッシングを受けます。一応アニメの終わり方は シンジの内面を書いた終わり方という事になっています。
そこで、エヴァンゲリオンの劇場版が造られます。これが、「シト新生」と「Air/まごころを君に」です。 ここで、アニメのシンジの内面の変化が起きていた時に、外側で起きていた闘いが描かれており、 一応この作品で自分としては、回収されていない伏線はとてつもなく多いですが、作品として しっかり終わったかなと思ってます。
この劇場版の公開にて、一旦終了したエヴァでしたが、上記の通りに、回収されていない謎が多すぎて その当時は、エヴァの解説ブログや本がすごく沢山でてました。自分も沢山みましたが、そこに ほとんどの伏線をしっかり回収してくれる、エヴァの漫画がでました。これは、アニメの中の話が 一部カットされていますが、物語の核心に触れる部分の描写が、かなり多く、読み終わればエヴァの 謎の多くが解明されます。今から、1995年のアニメはみれないって人は是非この漫画版エヴァンゲリオンを 読んでください。
そして、終わったと思っていたエヴァンゲリンの完全新作が発表されます。現時点で3作品まで公開されている エヴァンゲリオン新劇場版です。これはおそらくサードインパクトの後のループした後のエヴァの世界を 描いている作品と言われていますが、まだ完結してないので、庵野監督以外だれもその結末を知りません。 こちらが今のところ最も新しいエヴァンゲリオンです。以下まとめるとエヴァの観る順番は以下がお勧めです。
上記の順番でみれば、エヴァンゲリオンをもれなく楽しめると思います。 上記を見るのは面倒だけど、エヴァンゲリオンの謎について知りたいという方に以下で 用語解説していきます。しかし、完璧にはよくわからないので、まぁ参考程度に読んでください。 そして、興味を持っていただけたら是非、原作をみてください。
そもそも、セカンドインパクトがあるなら、ファーストインパクトがあるはずです。 それに関して、漫画版で語られています。地球に最初からあった生命の卵がアダム(第1使徒)。そして そこに、生命を宿した天体が衝突して月が出来ます。その時に地球に宿された生命の卵がリリス(第2使徒)と されています。アダムは複数の生命体を生み出します。この時に生み出された生命体が劇中に 襲ってくる、いわゆる使徒とされる者たちです。
そして、リリスも1つの生命を生み出します。それが漫画では13番目の使徒、アニメでは18番目の使徒、「人」 つまり、我々「人間」です。これを漫画版で読んだ時は震えました。すごい設定ですよね。この第18使徒である人は 劇中では「リリン」と渚カヲルが呼んでいます。エヴァンゲリンと使徒との対決はつまり、アダム系統の生命である 使徒と、リリスの子であるリリンとの地球をめぐる覇権争いだったんですね。
セカンドインパクトは劇中にも語られますが、2000年に起きてます。アダムと使徒が接触するとサードインパクトが 起きて人類が滅びてしまいます。なので使徒が覚醒する2015年の前にアダムをロンギヌスの槍を使用して卵にもどそうと して、その時に発生した莫大なエネルギーにより引き起こされたものです。
アダムが使徒が接触して起こるとされるもの、これが起きるとリリス側の生命であるリリンは全滅、 アダム側の生命が生き残る。なので使徒はセントラルドグマにあるアダムと思われていたものを 目指してセントラルドグマがある第三新東京市に毎回やってくる。しかし、実際セントラルドグマに あるのはアダムではなく、リリス。アダムの肉体は加持リョウジから碇ゲンドウに横流しされており、 ゲンドウの左腕に宿っています。そして、魂は渚カヲルの心としてサルベージされています。 なので、使徒は碇ゲンドウのアダムを探していたんですかね?加持さんがゲンドウにアダムを横流し したのはアスカが登場した後だったから、それまではアダムの肉体は別の場所にあったはずですけどね。
漫画版では、リリスと使徒が接触してもサードインパクトは起きると書いてあるので、 どっちでもいいのかな?ここら辺はよくわからない。。まぁしかし、とにかく使徒もゼーレ、ゲンドウも 目的はこのサードインパクトです。使徒はサードインパクトでリリンの殲滅、ゼーレはこのサードインパクトを リリスによって引き起こして、人類補完計画を実行しようとしています。ゲンドウは、このサードインパクト をアダムとリリスの融合にて引き起こして、人類をLCLに還元して、初号機に取り込むこと。そして なんといっても、初号機の中に残ったユイに再会することが目的です。というかゲンドウの目的は ユイにもう一回会う事が全てな気がします。
これは劇中では語れてない設定です。この記事を書いていて、やっぱり漫画を呼んでもよくわからない 位に、エヴァは複雑です。なのでネットで色々検索していたら出てきました。 どうやら、生命の覇権争いをしているアダムとリリスは、滅ぶ運命にあった遥かかなたの生命体が月に 到着したものであり、月を目指すときに「生命の実」か「知恵の実」のどちらかを、選ばなくては いけなかったということがあるみたいです。
この生命の実はS2機関のことなんですかね?そして知恵の実はきっと、聖書とかにもでてくる 人間が知識を手に入れたリンゴのようなものですね。そして、この生命の実と知恵の実を両方 持つことは、それは神にも等しい存在になると。アダムは生命の実をリリスは知恵の実を持っている ので、両者ともに、お互いの足りない実を奪い合っているらしいです。使徒は初めから知恵の実を もとめてリリスのもとに集まっていたのかもしれませんね。
これが、この作品のゴールですね。詳しい事は良くわかりませんが、ようするに 人類を一つの完璧な生命体にすることが目的です。ゼーレは人類がいつまでたっても 愚かすぎて、争いばかりを起こすため、人類を一つに、さらに生命の実まで手に入れて 神に近い存在に人類を昇華させようという事です。ゲンドウは人類が一つになることで 初号機の中のユイに会えるので、ただそのために頑張っています。
この人類補完計画みたいなのは、自分が一番好きな漫画である「エデン」の エンディングにも出てきます。こちらは爆発的に広まった謎のウイルスにより 多くの人間が命を落とした世界です。この無くなった人は結晶化します。実は この結晶の中に被害にあった人間の情報が保存されています。そして、その情報を 全部まとめて新しい星に送って、新しい世界で新しい人間の歴史をみたいな話です。
初めはATフィールドは使徒が使う無敵のバリアーの様なものとして存在します。 しかし、その正体は人間なら誰しもがもっている「心の壁」です。 そして、その壁が存在するとこにより、自分と他者が分けられています。 サードインパクトではこのATフィールドを無効にしてしまう、アンチATフィールドが 発生して、人間が個人を維持するためのATフィールドが中和されてしまい、生命の海であり、 リリスの体液であるLCLという液体になってしまうのです。人類みんなLCLになって 一つの大きな海になった状態が人類が1つに補完されてしまった状態ですね。
生命の実の事でしょう。我々の世界では永久機関とか呼ばれる架空の存在ですね。 この世の中では物理的な法則により、そんな事してもエネルギーをロスします。 エネルギーを造っている様に見えるものも、全てエネルギーの形を変えて人間が 使いやすくしているだけです。エネルギーが変換されるときも必ずもとのエネルギーからは 減っています。
永久機関は、このエネルギー変換の時のエネルギーロスが0の機関です。もしくわプラスかも しれません。この世界は常にずっとエネルギーを失っているので、いつしか我々のいる宇宙も 消えてなくなるはずですが、この永久機関がもしできるなら、宇宙の消失も防げてしまうくらいの とんでもない発明になります。たしか、「まどマギ」でもそんな話がありましたよね。
このままでは宇宙がエネルギーを失って消失してしまうので、代替のエネルギーを探している エイリアンのキュウべえ。このエイリアンは思春期の女のこの感情の起伏がとてつもなく激しく、 そして、そこから膨大なエネルギーを搾取できることがわかり、少女を魔法少女にしたてあげて、 過酷な任務につけるという。すごくダークなお話です。アダムと使徒はこの永久機関を持っています。 そして、初号機もゼルエルを食べてしまったので、永久機関をもつ存在になりました。
そもそもエヴァンゲリオンってなんだ??ということでこの作品にハマったわけですが、 エヴァンゲリオンはアダムから造った人造人間です。ただし初号機のみはリリスから 造られています。そして操縦するには人間が愛情を抱くときに反応する神経である、A10神経を 介して操縦します。そしてこのA10神経でエヴァを動かすにはつよい愛情のある関係が必要です。 この世の中でもっとも強い愛情はなんでしょう。それは子を思う母の愛情です。
エヴァの肉体はアダムを利用して造りましたが、起動するには魂が必要です。しかしこの魂だけは どうやってもエヴァを生み出した天才科学者であり、碇シンジの母である碇ユイにも作り出すことが できませんでした。そこで碇ユイはエヴァの初号機の起動実験で、自らの意思で初号機の中に取り込まれます。 これは冬月以外は知らなかったので、碇ゲンドウも含めて、ユイは起動実験の事故で初号機に 取り込まれたと思っています。
初号機の魂は碇ユイです。そして操縦者は碇シンジです。母と子供。この関係で初めて A10神経を介してエヴァを動かすことができるのです。2号機にもアスカの母の魂が込められています。 そしてトウジが3号機を動かせるのは、これは明確には書かれてないですが、トウジの母親が 3号機の魂だからであると推定されます。このエヴァンゲリオンの魂と操縦者の関係も初めて 分かった時は戦慄が走りました。
なぞ多きヒロインの日本代表でしょう。それまでにも謎なヒロインは沢山いましたね。 とくに銀河鉄道999のメーテルなんかもその極みですよね。そしてこの綾波レイもそうとうに、 物語冒頭は謎だらけです。この綾波レイは碇ユイのクローンの様にして肉体は造られており、 魂にはリリスが宿されています。そしてレイの予備の肉体は大量に用意されており、なんらかの 原因で今のレイの肉体が使用出来なくなったら、リリスの魂であるレイの魂を移し替える事で 復活できます。シンジとあった時点でレイは2人目です。
このレイとシンジの関係が良好になったため、最後人類が補完されて一つのLCLになった時に レイがシンジに選択を迫った時に、漫画版ではもう一度綾波と手をつなぎたいと願ったため(他者の存在を願った)、 再度ATフィールドが展開されて、人類が復活します。劇場版ではシンジとアスカが復活したため、 そこから、アダムとイブの様になるのでは、という説も当初はありました。漫画版では、そこから世界は ループして、シンジも普通の子として復活して、電車でアスカで出会い、ユイの後輩として真希波マリ まで登場しているので、これは劇場版新エヴァンゲリオンへの布石かもしれません。
そして、シン・エヴァンゲリオンですね。これはまだ完結してません。今のところ 序、破、Qの三作まで出ています。そしてもうすぐなはずですが、4作目が公開されるはずです。 序と破は最高に面白かったです、Qは個人的には、またかぁー。。ってかんじでしたが全く 新しいストーリーが展開されていましたので、最新作がとてつもなく楽しみです。 ここまで読んでいただけた方はきっとエヴァ未経験でも、エヴァの面白さに気が付いているはずなので、 是非エヴァンゲリオンを体験してみてください。